2022年度の国の一般会計決算で、税収が前年度に比べ6%増の71兆円台と3年連続で過去最高になった。それでも一般会計総額の約6割にすぎず、巨額の赤字を抱えた財政の健全化は遠い増収を定着させる経済運営と、着実な規律の回復を求めたい。税収が増えた要因には2つの追い風があるひとつは約40年ぶりの物価高だ。ウクライナ危機によるエネルギーや原材料の価格上昇が川下の消費財などに広がり、消費税収は5.4
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK0454P0U3A700C2000000/